近年普及した手巻きのカウンター付きリールはタイラバを初めいろんな釣りものに使われています。
今回、その中からタイラバに使えるカウンター付きリールの選び方を解説します。
カウンター付きのメリット・デメリットやギア比の選択方法、汎用性が高いのはハイギアなのか?など。
電池が切れた時の対処法や他魚種への代用についても解説しています!
最初の1台や、買い替えでどのリールにしようか迷っている…。
そんな方の参考になるように具体的なオススメリールもご紹介します!
タイラバでカウンター付きリールが必要な理由や、メリット・デメリット
メリット
カウンター付きリールを使う一番のメリットは再現性です。
カウンターから得られる情報が、次の一匹に繋がります。
水深が分かっているとボトムについた瞬間巻き上げるタッチ&ゴーの精度も上がりますし、巻いているスピードが出るモデルが有りますので巻きの精度も上がります。
デメリット
カウンター付きリールを選ぼうとすると機種が限られてきますので選び幅が狭くなります。
カウンター無しのモデルよりも比べて値段は上がります。
(カウンター付きでも1万円台の低価格帯も出ています)
モニターがついているので電池交換が必要です。
後述しますが電池が切れてメーカー送りになり2〜3週間使えない!なんてこともあり得ます。
タイラバでカウンター付きリールの選び方
ライン巻量(番手)
水深によってなので一概には言えませんが【水深×2 +α】ぐらいが目安です。
例)水深60mなら×2+20mで140m
要は着底している状態で手元付近でトラブルがあったときに、もう一回着底出来るラインの量が欲しいといった意味合いです。
目安でいうと0.8号前後で200m〜300m巻けるラインキャパがほしいので、リールサイズでいうと100番〜200番です。
(メーカーによって表記が違うことが有るので糸巻量をメインに選んでください)
カウンター付きリールの糸巻は何号の糸を何メートル巻いたかリールに記憶させる必要があります!
私は釣具店スタッフ時代にメーターがずれる!とお客様がリールを持ち込んで来たことが度々あったのですが、大体自分で糸を巻いて設定をしていない場合が多かったです。
糸巻量に合わせたナイロンの下糸を入れたりは、釣具店スタッフに任せるのが安心です!
ギヤ比
巻くことがメインとなる釣りなので重要視したいのがギヤ比です。
簡単におさらいすると
ローギア(ハンドル一回転当たりの巻き取り量が少ない)
【メリット】
巻き取りにパワーがある。
巻き取りスピードに安定感が出る。
ハイギアでは出せないデッドスローな巻きとりが可能。
【デメリット】
回収に時間がかかる
速く巻こうとすると手元がぶれやすい
ハイギア(ハンドル一回転当たりの巻き取り量が多い)
【メリット】
仕掛けの回収が早い
巻きに抵抗がかかる分潮流の変化も気が付きやすい
【デメリット】
抵抗が強いので支えている腕に負荷がかかる
良くも悪くも抵抗を受けながらの釣りになるハイギアの方が状況把握に優れるのでハイギア派が多いのも納得です。
巻きの安定感(精度)に関してはカウンター付きリールの中に巻き取りスピードを表示してくれるモデルが出てきていますので意識すればどちらもあまり変わらないのかもしれません。
ただ、限定的な場面として女性や子供等がリールを一日持って釣りするとなると、負荷の少ないローギアを使うことで集中力を切らしてしまわずに済んだり、ハイギアでは出せないデッドスロー巻きのアクションを出したい時や重たい抵抗の時にはローギアの出番があるかな?といったところです。
電池交換が自分でできた方が良い
カウンター付きリールは電池を用いていますのでいつかは電池が切れてしまいます。
釣行前やシーズン前には電池が切れていないかチェックが必要です。
電池交換が自分でできるタイプも有りますが、メーカー出しになるタイプは2〜3週間掛かる場合もありますので注意が必要です。
自分で交換できるタイプはその日に交換出来るので釣行直前に気が付いても間に合います。
実際釣具店スタッフ時代も釣行直前に電源が入らなくて急いで電池を買いに来たという方も多かったです。
釣具店では主要リールに合うボタン電池を取り揃えていることが多いのでスタッフさんに相談すると対応してくれるはずです!
その他の便利機能
何度か触れましたがカウンター付きリールには巻き取りのスピードが数値で現れてくれる便利機能がついてるタイプが有ります。
タイラバにおいて巻き取るスピードによって釣果が変わってくる場合がありますので、ヒットスピードの再現性に繋がります!
タイラバのカウンター付きリールは他の釣りにも代用可能
ラインを変えずに楽しめる内容でいうとイカメタル、バチコン、SLJはPE0.6号、0.8号ー200mで十分対応可能です。
少し太くするとPE1号-200mで太刀魚ジギング等にも利用可能です。
また、ルアーに限らず浅場の胴付き仕掛けにも使えて、カワハギ釣りを楽しんだりも出来ます。
上記の釣りはハイギアが使いやすい釣りものが多いことからも汎用性を求めるならハイギアという結論が筆者の意見です。
タイラバでカウンター付きリールおすすめ5選
ダイワ 21紅牙IC
タイラバ仕様にスプールの深さやギア比、ハンドルの長さも設計されています!
巻上速度表示だけではなく落下速度表示機能まで搭載!
さらにフォール時に10m毎にアラームが鳴るデプスアラーム機能も付いたりと盛りだくさんの機能です!
もっと安いリールを希望している方は、21紅牙ICの下位機種である21紅牙X ICがおすすめです。
1万円ちょっとと、かなりお買い得です。
シマノ 23エンゲツプレミアム
シマノが誇るギアであるマイクロモジュールギアを搭載。
巻きがメインのタイラバを滑らかな巻き心地がサポートしてくれます!
水深に加えて、フォール・巻き上げの速度表示をしてくれます。
また、フォールで誘うためのフォールスピード調節が容易に出来るフォールレバーを搭載しています。
巻き上げとフォールで二倍誘える鯛ラバリールです。
最新の2023モデルでは巻きが重くならないフォールレバーを搭載したり30gの軽量化、さらに巻き上げの距離をアラームで知らせてくれる機能も追加されます!
現在、楽天で23エンゲツプレミアムが予約開始してますね。
シマノ 20バルケッタFカスタム
バルケッタプレミアムからコアとなる機能を引き継ぎつつ、軽量化、価格も抑えられたモデルです!
フォールレバーを搭載していますので上記と同じく
巻き上げとフォールで二倍誘える鯛ラバリールです。
鯛ラバに使うならDH(ダブルハンドル)のギア比6.9がオススメです!
アブガルシア MAX DLC
中でも低価格帯で十分使えると評判のリールです。
モニターがデカ文字表示なので見やすいのも特徴の一つです。
釣具店スタッフ時代もメタルスッテやタイラバで使う初めてのカウンター付きリールとして人気でした!
ダイワ 21ティエラIC
軽量でコンパクトかつダイワのテクノロジーも盛り込まれています。
滑らかに追従するドラグ機能【ATD】や10m毎にアラームが鳴る【デプスアラーム】も搭載!
紅牙ほどタイラバに寄せた仕様ではないので色んな魚種に汎用的に使うことを想定されています。
まとめ
近年ではカウンター付きリールをタイラバに使用するのが一般的になってきました。
カウンターから得られる情報は確かな確信になりますので、感覚がまだ掴めていない初心者でもより魚に近づくアイテムになるはずです!
糸巻や、電池交換などはお近くの釣具店のスタッフに気軽に相談するのがオススメ!
ついでに人気のタイラバやご当地ヒットカラーの情報もGETすることもできます!
ネットとは違った釣具店での情報は生の声が聞けますのでそういった機会にしてみてください!
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