オフショアのジギングをやっているとカウンター付きのリールが欲しいなと思うことはないでしょうか?
最初はカウンター付きのリールなんて邪道だ!
俺はPEラインの色で水深が分かるからそんな飛び道具には頼らん!なんて思っていたのですが、最近、カウンター付きリールを使う機会がありまして、改めてその便利さを痛感しました。
ということで今回はオフショアジギングでのカウンターリールの選び方やおすすめ5選をスペックや特徴を比較しながらご紹介したいと思います。
カウンターなしのベイトリールおすすめは以下の記事にまとめてありますので参考にしていただければと思います。
オフショアジギングでのカウンター付きベイトリールのメリット・デメリット
メリット
カウンター付きリールのメリットは、当たり前ですが水深がデジタル表示されること。
これだけですごく安心なんですよね。
オフショアジギングでは、どの水深でヒットしたのかが釣果を伸ばす秘訣ですし、船長の「今、〇mで反応でています!」などのアナウンスにも瞬時に対応できます。
またオフショアジギングやっていると、意外と周りを観察しながら釣りをしていることに気が付きます。
同船者がどんなアクションで釣っているか?どんなジグを使っているか?周りに鳥山はないか?魚探に反応はあるか?などなど。
これを水深を常に気にしないでやれるなら、それが一番です。
脳内メモリーを使わなくて済むものは節約したいものです。
デメリット
デメリットとうデメリットは正直見つからないのですが、強いて言えばカウンターが付いている分、値段が上がることや、電池が2年ぐらいに1回交換する必要があることぐらいでしょう。
といっても、昔に比べてセンサーや電池の値段も下がってきているので、それほど値段が変わることはないです。
オフショアジギングでのカウンター付きベイトリールの選び方
糸巻き量
オフショアジギングのリール選びで一番大事なのは糸巻き量です。
釣りたい魚種や、釣り場の水深などに合わせてPEラインの太さを選ぶわけですが、そのPEラインが何m巻けるかが重要です。
例えば、私のメインフィールドの伊勢湾ではPEライン1.5~2号を200m以上巻けるリールが必要になってきます。
このPEライン1.5~2号がブリなどの青物とやり取りでき、潮流の早さなども考えた時にちょうど良い太さということです。
私の経験上、水深50~100mぐらいであればPEラインの太さは2号が200~300m巻けるリールであれば問題ないと思います。
ギヤ比(ハンドル1回転での最大巻き上げ量)
続いて大事なのがギヤ比です。
一般的にリールはローギヤ、ハイギヤがあり、それぞれの特徴をざっくり比較すると以下です。
ギヤ比 | 巻き上げ量 | 巻き上げ力 |
ローギヤ(PGタイプ) | 少 | 大 |
ハイギヤ(HGタイプ) | 多 | 小 |
青物などのジギングを考えた場合、より早くジグを動かしたいのでハイギヤを使うケースが多いです。
ハイギヤは巻き上げ力がローギヤに比べ劣ってしまいますが、その分はロッドの復元力を使って、ロッドのパワーで魚を浮かせ、寄せてくる感じです。
ただスロージギングの場合、時期によっては底付近10mぐらいの狭い範囲ををジグをしゃくりながら、糸ふけ分を巻き取るという操作を繰り返すので、ハイギヤでなくても良い場合もあります。
正直、この辺りの巻き上げ量(スピード)は場所や日によって一概には言えないのです。
お金に余裕がある場合は、両方のギヤ比を買って、使い分けるのがベストですね。
ただ私含め、一般的にはどちらかを選ばざるを得ないと思いますので、その場合はハイギヤを選んだほうが無難だと思います。
買う前に知っておきたいカウンター機能以外の特殊機能
カウンター機能以外にも以下のような色んな機能があります。
- カウンタースピード表示機能(巻上・フォール)
- LEDバックライト
- デプス(深度)アラーム
- 船べりアラーム
- 文字盤の大きさ
- セルフ電池交換
- ドラグサウンド
- シングルハンドル
上記の中でも個人的にMUSTなのが「セルフ電池交換」です。
たまに電池交換するためにメーカーに出さないといけないリールもあるので、注意が必要です。
釣り場で電池がなくなったときに、サクッと自分で電池交換したいものです。
この他の機能で外したくないのは、ドラグサウンドとシングルハンドルです。
これらはカウンター付きベイトリールに限ったことではないのですが、ドラグサウンドの有無は釣り人として魚とのやり取りの際のテンションに関わってきますし、青物とのファイトの時にダブルハンドルだとパワー負けしそうになります。
やはりシングルハンドルでパワーで魚より有利に立ちたいものです。ハイギヤリールを使う場合は尚更ですね。
オフショアジギングでのカウンター付きベイトリールのおすすめ5選
前述した機能も踏まえて、以下ではオフショアジギングでのカウンター付きベイトリールのおすすめを5つご紹介します。
シマノ バルケッタ 300HG
21年9月に発売されたシマノ バルケッタ300HGの主な特徴は以下の通りです。
- 糸巻き量はPE2号が300m
- ライトジギングだけでなくタイラバやメタルスッテにも使える
- ドラグサウンドあり
- シングルハンドルあり
- LEDバックライト搭載
- 電池交換可能
- 300番はハイギヤ(HG)とローギヤ(PG)、左ハンドルのラインナップあり
シマノ バルケッタBB 300HG
21年11月に発売されたバルケッタBB 300HGは上記のバルケッタ300HGの下位機種になります。
バルケッタ300HGとの違いは、ドラグサウンドが未搭載なのと、ボディ素材としてCI4 +(カーボンと樹脂の複合素材)が未採用です。
バルケッタ300HGはCI4 +の採用により自重がバルケッタBB 300HGより20g軽量化されています。
アブガルシア MAX DLC BG H
21年6月に発売されたアブガルシア MAX DLC BG Hの主な特徴は以下の通りです。
- 糸巻き量はPE2号が300m
- バックライト付き大型液晶パネル
- 電池交換可能
- 船べりアラーム機能
- 2ポジションシングルハンドルアーム
- 最大ドラグ力9kg
- ハイギヤ(HG)とローギヤ(PG)、左ハンドルのラインナップあり
オシアコンクエストCT300HG
シマノのカウンター付きベイトリールといえばオシアコンクエストCTと言われるほど、ゴールドのボディが目を惹きます。
値段だけにシマノの最先端技術がふんだんに搭載されています。
- 糸巻き量はPE2号が380m
- フォール速度調整レバー
- フォールスピード表示
- LEDバックライト
- 電池交換可能
- ドラグサウンド
ダイワ ソルティガ IC 300H-SJ
シマノがオシアコンクエストCT300HGなら、ダイワはソルティガ IC 300H-SJですね。
発売は21年5月です。
個人的には格好良さならソルティガ IC 300H-SJ推しです。
こちらも値段だけにダイワの最先端技術がふんだんに搭載されています。
- 糸巻き量はPE2号が400m
- デプスアラーム機能
- 電池交換可能
- 最大ドラグ力10kg
- LEDバックライト
- 船べりアラーム
カウンター付きベイトリールおすすめ5選の主要スペック比較
上記でご紹介した5つのリールの主要スペックを横並びしておきます。
購入検討に役に立てばと思います。
リール名 | ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 自重(g) | 糸巻量PE(号-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 発売日 | 実売価格(円) |
オシアコンクエストCT 300HG | 6.2 | 7 | 390 | 2-380、3-240、4-170 | 84 | 2018年8月 | 約6万 |
ソルティガ IC 300H-SJ | 7.3 | 10 | 405 | 1.2-600、1.5-500、2-400、2.5-300、3-250 | 98 | 2021年5月 | 約6万 |
21 バルケッタ 300HG | 7 | 5.5 | 230 | 2-300、3-200 | 73 | 2021年9月 | 約1.8万 |
21 バルケッタBB 300HG | 7 | 5.5 | 250 | 2-300、3-200 | 73 | 2021年11月 | 約1.4万 |
アブガルシア MAX DLC BG H | 6.2 | 9 | 360 | 2-300、3-200 | 78 | 2021年6月 | 約1.5万 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これからは釣りもデジタルの時代!
カウンター付きベイトリールでより高度な釣りを目指したいものです。
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